インプラント治療の歴史

インカやメソポタミアの遺跡からインプラントの痕跡が発見されています。それは、ヒスイや黒曜石を直接顎の骨に埋め込んだものでした。祭礼上のものか実用的なものかはわかりませんが、現在のように広く国民を対象にしたものではありませんでした。

発展し始めたのは19世紀以降

インプラントが科学として発展し始めたのは19世紀以降のことです。最初は、天然歯に似せた歯根状をしていましたが、そのうちに渦巻き型、ピン方、板状、中空状など様々な形が開発されています。骨に埋め込むタイプだけでなく、骨と粘膜の上に乗せる方法も開発され、つい最近まで用いられていました。

インプラントの現在

現在は歯根型で骨に埋め込むタイプが主流ですが、ピンタイプや渦巻き型など、19世紀に開発されて現代でも使用されている形状もあります。インプラントの材料は、金、白金、パラジウム、などの金属やこれらの合金のほかに、セラミック、プラスチック、ジルコニアなどあらゆる素材が試みられてきました。

当時は金属アレルギーに対する関心は高くはありませんでした。純チタンに統一されてきたのは最近のことです。